シェーヌダンクル Chaine d’ancre hermesとは?
アンカーチェーンから着想される。
エルメス4代目社長のロベール・デュマ・エルメスが港を散歩していた際に、アンカーチェーンを見て、デザインを思いついたと言われているデザインです。
フランス語の意味は?
フランス語名シェーヌダンクルもまさに「錨の鎖」というそのままの名称です。固く結ばれたチェーンは「絆の象徴」とされ、1938年に初めて商品が発表されて以来、親しまれてきました。
アンカーチェーンとは、どのようなものか?
港で見かけた船のアンカーチェーンとは一体どういうものなのでしょうか?こちらイージス艦の見学に訪れた方の写真を利用してみました。
輪の中央に1本の柱があり、エルメスのシェーンダンクルのデザインそのままです。船の少し固いイメージの鎖がエルメスでデザインするとエレガントに見えてくるのですから、不思議なものです。
この中央の柱はスタッドと呼ばれるものだそうで、錨鎖の強度を増すことができ、かつ鎖の輪が絡まって団子状態となることを防ぐ効果も持っているそうです。
鎖の輪をつなげるよりも、強度が増す。相手との絆を更に強くしたいと大事に思っている方へのプレゼントにエルメスのシェーンダンクルは最適な意味が込められていますね。
アンカーチェーンの用語説明のおまけ
明和海運株式会社さんのページより
① 錨鎖庫
巻き上げられた錨鎖を船内に収納しておくための錨鎖専用の倉庫。
② スタッド(Stud)
錨鎖の強度を増すと共に、 鎖環同士が絡まって団子状態となることを防ぐ効果も持っています。
③ コモンリンク(Common Link)
中央にスタッドのあるもので錨鎖の大部分を構成するリンクです。
④ エンラージドリンク(Enlarged link)
コモンリンクよりやや大型のリンクでスタッドがあり、コモンリンクとエンドリンクを連結します。
⑤ 連結用シャックル(Joining Shackle)
錨鎖の各節のエンドリンクを連結するために使用するシャックルでシャックルに挿入しているボルトが抜けない為にピンが差し込んであります。錨鎖を切り離す必要がある時は、このシャックルのボルトを離脱させます。
⑥ エンドリンク(End link)
エンラージドリンクよりさらに大型のリンクでスタッドがなく、錨鎖の各節の両端にあります。このリンクは連結用シャックルとエンラージドリンクを繋いでいます。
明和海運株式会社さんのページより