エルメス アルションとは?バッグ名の由来をギリシャ神話から探る

アルションはまるで鳥の翼のような美しい金具が個性的。

空飛ぶ蝶の羽のようにも見えるバッグの留め具。とても個性的、簡単にバッグを開閉することができるとてもオリジナルで素敵なバッグです。

実はアルションというバッグ名から、この金具にイメージされているものが鳥ではないか、ということがいえるのです。

WING CHOI

カワセミのホバリング

出典:野鳥撮影を楽しむより http://iwami706.blog.fc2.com/blog-entry-799.html

出典:野鳥撮影を楽しむより http://iwami706.blog.fc2.com/blog-entry-799.html

アルションの名称の由来とは?

アルションとは、ギリシャ神話に登場する風の神、アイオロスの娘、Alcyone(ギリシャ語でアルキュオーネ)、そしてそのアルキュオーネが名称の由来となっている鳥(カワセミの一種)も表す名称です。

カワセミは海の波を沈め、平穏を象徴する鳥とされているそうなのですが、それは何故なのでしょうか?

ギリシャ神話の中のアルキュオーネ

実はアルキュオーネという女性がカワセミになるので、カワセミの名称もアルキュオーネ、フランス語でアルションとなります。女性がカワセミになる点について2説あるようなので下記に記載します。

参考:カワセミラビリントス https://plaza.rakuten.co.jp/walkingbirder/diary/200410250000/

トマス・ブルフィンチ「ギリシア・ローマ神話」(角川文庫)

テッサリア国王ケーユクスとその妻、風の神の娘アルキュオーネはとても仲の良い夫婦でした。船でエーゲ海に旅立ったケーユクスの帰りをアルキュオーネは毎日祈りながら待っていましたが、祈り虚しく嵐の中彼の船は沈んでしまいました。

帰りを待つ彼女をかわいそうに思った女神ヘラが眠りの神ヒュプノスに彼女の夫がなくなったことを伝えてくれるように頼みます。ヒュプノスは人間に変身することができる息子に、ケーユクスの姿に変身して彼女の夢枕に立ち説明するよう命じます。

夢の中で夫の死を知ったアルキュオーネは夫の旅だった海岸を訪れ、流れ着いた彼の亡骸を見つけます。変わり果てた夫と対面したアルキュオネーは嘆き悲しみ、身を投げます。すると落下する体から徐々に翼が生えてカワセミとなり、空へ舞い上がりました。2人を不憫に思った神々がケーユクスもカワセミとして生き返らせ、2羽はいつまでも一緒に飛ぶのでした。

アポロドーロス「ギリシャ神話」(岩波文庫)

同じくテッサリア国王ケーユクスと妻のアルキュオーネはとても仲の良い夫婦でした。自分たちを全能の神ゼウスと彼の正妻ヘラのようであると例えた為、ゼウスは彼らの思い上がりに対して怒り、アルキュオーネをカワセミに、ケーユクスをカツオドリに変身させて罰を与えたというのです。

平和や落ち着きを表すアルキュオーネ

冬至の前後数週間にカワセミは巣作りを始めます。アルキュオーネの父は風の神アイオロスでしたね。カワセミ=アルキュオーネが海に巣を掛けると、浮遊した巣に卵を寝かせるためにアイオロスが風を弱め、海の波が静まった、という言い伝えがあったそうです。このことより、アルションは平和、平穏などをイメージさせる言葉にもなるのでした。

アルキュオーネは日本ではなんという鳥?

アルキュオーネはキングフィッシャーとも呼ばれていて、カワセミの種類のようです。ウィキペディアでアルション、アルキュオーネを調べてみるとカワセミ科の中のショウビン亜科、ヤマショウビン属と出てきます。下記のイラストの中の青い背中の鳥のようです。可愛い・・・ カワセミのおもな種類〔標本画〕©松崎康生

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