フェラーリ328のGTSは、1987年に当時湘南のステキな場所にあったセルジオガレージから購入。店長が湘南ボーイで真っ黒に焼けた顔とサーファーナイズされた長髪で素敵な方でした。今はどうしているのか、元気かな〜と思い出されます。
その時のインプレッションですが308のキャブと違い、オーバーヒートで止まることも無くクラッチも軽く、とにかく首都高速での一番の心配事である故障についても全く問題ありませんでした。
一番驚いたのは、よく”オンザレールでコーナーを旋回して行くディーノ”と言いますが、ディーノでは一度もその言葉を感じた事は無かったです。ハンドルがヨットみたいに遊びが多く、これが素晴らしいディーノなのか・・?と。
その為ハンドルの遊びを直したりしましたが、遊びを少なくするとハンドルが重くなり渋くなりました。パーツが出ない事が非常に厳しい現実です。
今回の328GTB最終ヨーロッパ仕様はハンドリングが素晴らしく、まさにオンザレールでクイックに反応するハンドルの感覚が路面に瞬時に伝わります。ドライブすると直ぐに分かります。
328もかれこれ30年前ぐらいのマシンですので足回りやブッシュ、色々な部品を交換しないと当時の雰囲気は伝わりません。このマシンは良いですよ。