- 2020-12-29
- エルメスバッグ/商品名, ケリーと派生バッグ
- ケリー, ハンドバッグ, サックアクロア
皆から愛されているエルメスの人気のハンドバッグ、ケリー。このバッグの原型と言われるサックアクロアを皆さまご存知でしょうか?
もうほとんど見かけることのない、お宝バッグについてご紹介致します!
サックアクロアとは?
元々、1930年にエルメスの当時の社長、ロベール・デュマにより、肩掛け用のストラップがついたハンドバッグが製作されました。形は、台形フォルム、横は三角形のマチ、立体的なフラップにハンドルのついているハンドバッグと、まさにケリーとほとんど変わらないフォルムです。
装飾的なものは一切省いた、アクティブで自立した女性のためのシンプルで気品のある機能的なバッグ
エルメス公式サイト
その初期のバッグは、サック・ア・クロアと呼ばれているものです。最初に外縫いのサックアクロアが生み出され、内抜いのバッグも登場しました!現在SBBTにこちらのお宝バッグがございます!
サックアクロアと現在のケリーの違い
雰囲気は今のケリーと変わらないですよね・・・!どのような違いがあるのかを見てみましょう!
フラップの部分
バッグにかぶさっているフラップの長さが通常のケリーよりも長めです!そして、金具を留める部分の形が違います!
現在のケリーは写真下のような感じで、フラップ自体の縦の長さも短いです。また、ベルトの長さ分、ベルト下までフラップが作られています。
バッグのフラップの先に、バッグ留めをつけ加えたという感じになっています。
現在のケリーは写真下のようになっており、金具を通すこの金具を通す部分の形状も横長の長方形になっています。
金具の刻印と内側の刻印
ベルトについている金具の形はほぼ変わりがありません!金具に施されている刻印に違いがあります。過去のヴィンテージは”HERMES””PARIS”と2行です!
現在のケリーは”HERMES-PARIS”と横に続いて刻印されています。また、バッグの内側の刻印は3行です!
そして、サックアクロアには内側の刻印部分は2行で、”MADE IN FRANCE”の文字が入っていません。
バッグの形状
サックアクロアの方が、ケリーバッグよりも四角いです。ケリーはバッグ上辺の方が短くなっており、台形の形をしていますが、サックアクロアは全体的に上辺と下辺の長さがほぼ同じで、四角い形状をしています!
ハンドルをつなぐ金具
ハンドルとバッグをつなぐ金具部分がカチッとした長方形です!
現在のケリーバッグの金具は半円形のように丸みを帯びています。
バッグの底の鋲
バッグの底の形はほぼ今のケリーと変わりません!底についている鋲が全体的に円柱のような感じで、先まで伸びています。
バッグのサイド部分はほぼ変わりません!
バッグ内側のファスナー
通常のケリーよりもやや長め、大きめのポケットです。
非常にレアなサックアクロア、いかがでしたでしょうか?今のケリーが昔からデザインがほぼ変わらずに、長年愛されてきていることがわかります。
いつまでもご愛用いただけるエレガントなケリー、本当におすすめです!!