エルメス ベルリンヌ ショルダーバッグの魅力!モデルとなった馬車とは?

エルメスの可愛らしい馬車型ショルダーポーチと、カレをご紹介致します!また、そのバッグを作成するときにモデルとなった馬車がフランスにありますので、探ってみました!

エルメスのベルリンヌの魅力

ショルダーポーチの可愛らしいバッグ

ジプシエールをもう少し小型にした感じのベルリンヌ。

ショルダー掛けのバッグですので、お出かけの際に肩から下げて両手が自由に使えるので実用的です。可愛らしい丸みを帯びた形、柔らかいパッドが入っているのもお洒落なポイントです。エルメスのベルリンヌの形状はパットの入っている部分が4つ窓枠のような形になっていて、ベルリン馬車に少し似ていますね。

ベルリンヌ28 ローズサクラ アルジル ヴォースイフト

ベルリンヌ28 ローズサクラ アルジル ヴォースイフト

カラフルなバリエーション

様々な色合いのバリエーションがあり、何色にしようか迷ってしまいます。クレヴェット、クレ、スフレ、ターコイズ、アネモネ、エタン、ナチュラル・・・お客様のお好きな色のベルリンヌと巡り会えますように。

ベルリンヌ28 ローズサクラ アルジル ヴォースイフト

ベルリンヌ28 ローズサクラ アルジル ヴォースイフト

カレでも登場!ガヴロッシュ「ベルリンヌ馬車に乗って」

ヴロデク・カミンスキーによるデザインのカレ。2016年春夏・秋冬にそれぞれ色違いの限定バリエーションが出ています。カレに描かれているのはベルリンヌ馬車。

パリから北に約80km、コンピエーニュ(COMPIÈGNE)の宮殿内にある国立交通博物館(Le Musée National de la Voiture et du Tourisme)に展示されている馬車の1つがモデルになっているそうです。

ベルリンヌ馬車 カレ エルメス

HERMES

ベルリンヌのモデルになった馬車はコンピエーニュ国立交通博物館にあり!

こちらの博物館では18世紀〜20世紀初頭に王家や人々が利用してきた様々な種類の馬車を見ることができます。

その他にも牛車に始まり、初期の自動車、自転車、交通関連のもの、撮影された大型写真なども収めています。エルメスは長年こちらの博物館と友好な関係を築いてきているようです。

ベルリンヌ馬車

エルメスのカレに描かれたベルリンヌ馬車

1805年にフランス革命の影響を受けてスペインでも暴動が起き、1808年にはナポレオンがスペインに侵攻、カルロス4世が退位、息子のフェルナンド7世が王位に就きましたが、まもなくしてフランスに監禁されることに。

フェルディナンド7世がマドリードを離れてフランスに向かう際に乗った馬車が、カレにデザインされている古風で堅固な馬車(写真上)なのだそうです。フランスのヴァレンセ城館に残されたこの馬車は1950年代に博物館に収蔵されることとなりました。

コンピエーニュ宮殿

http://palaisdecompiegne.fr/

フランス王室の歴史のつまったコンピエーニュ宮殿

コンピエーニュ宮殿は1370年頃シャルル5世により宮殿が建てたことから歴史が始まり、歴代のフランス国王達が狩猟に訪れ、滞在しました。

この地を気に入ったルイ15世はコンコルド広場の設計も手掛けた、建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルに依頼し宮殿を改築します。甘美、優美なロココ様式とは異なる、ギリシャ芸術を模範とした厳格で荘重な趣きを持つ新古典主義の宮殿になりました。

若き日のルイ16世とマリーアントワネットが初対面したのも、ここコンピエーニュ宮殿です。しかし革命時には宮殿内の装飾調度品は全て競売に掛けられ、その後ナポレオン1世により大改築が行われます。そしてナポレオン3世の時勢に宮殿は特に華やかな時代を迎えます。

毎年各国より沢山の招待客を招いて舞踏会や晩餐会が行われました。第二帝政崩壊後の1874年に宮殿は美術館へと生まれ変わりました。第一、第二帝政時代の装飾、調度品がそのままに飾られた部屋や大広間を見学することができます。

コンピエーニュ宮殿

©RMN-Grand Palais (domaine de Compiègne) / Christophe Chavan

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