エルメス ブルードガリス Bleu de Galice カラー番号S7
はっきりとした鮮やかな濃い青色はスペイン北西の海を連想させます。
北大西洋に面しているスペイン北西のガリシア州(Galicia)をイメージしたカラーなのか、ガリシアの青と名付けられたブルーは深く澄んでいて、吸い込まれそうな美しい青色です。
バーキン25 トゴ ブルードガリス
ドゴンGM スイフト ブルードガリス×ブルーラン
※青系の2色のコンビネーションがとてもお洒落!繊細な白のステッチ、美しい色合いが上品です。
ガリシア州の州都は サンティアゴ・デ・コンポステーラ
ポルトガルの北に位置しているガリシア州。州都は世界中から巡礼に訪れる人が絶えないサンティアゴ・デ・コンポステーラ。
9世紀にキリスト教の12使徒である聖ヤコブ(サンティアゴ)の遺骸が埋葬されていたのが見つかって以来、エルサレム、バチカン市国と並んで三大巡礼地のひとつとなっています。
聖ヤコブはガリラヤ湖畔の漁師で、弟のヨハネと共にイエスの弟子になりました。サンティアゴ・デ・コンポステーラの旧市街は1985年にユネスコの世界遺産として登録されています。州都の紋章はまるでブルードガリス色の青色です!
サンティアゴ・デ・コンポステーラの位置
帆立貝はなぜ聖ヤコブなのか?
サンティアゴ・デ・コンポステーラを訪れる熱心な巡礼者はホタテ貝を首からさげているそうです。
なぜなのかというと、聖ヤコブのシンボルがホタテ貝だからです。ヘデロ王によってエルサレムにて斬首されたヤコブの遺骸は、船によって運ばれ、サンティアゴ・デ・コンポステーラまでたどり着いたと言われています。
その船旅中に船底にたくさんの貝が付着していたこと以来、帆立貝はヤコブの象徴となったという言い伝えがあるそうです。
El Greco, Saint Jacques le Pèlerin. © Toledo, Museo de Santa Cruz (depósito de la Parroquia de San Nicóla de Bari)
キリスト教美術では聖ヤコブを表象するために、帆立貝が身につけられています。フランス語で帆立貝はCoquille Saint-Jacques(コキーユ・サン・ジャック)と呼ばれています。
長くて覚えにくいと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、聖ヤコブはフランス語では聖Jacquesです。聖ヤコブ(Saint-Jacques)の貝(Coquille)という意味だと合わせて覚えると、覚えられそうですね。