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1984年から1989年まで生産されたナロー進化版ポルシェ911の930ボディ!ターボでも無く元祖ナローを継いだモデルです。
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自然吸気の最終型カレラ3200は1984年から始りました。
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さて、この930に対して、よくポルシェフリークの間で交わされる質問があります。これらを知ることによって、ポルシェの個体の仕様やパワーがわかり、ポルシェ好きとしてはとても気になるポイントなのです。
何年式のポルシェか?
ポルシェファンが集う場所にて930タイプを見ながら必ず聞くフレーズが、「これって何年式ですか?」という質問です。
パッと見て外観が異なる部分から何年式とわかるものもありますが、聞かないとわからない場所があるのです。それが、ミッションやシャシー。この部分により、そのポルシェ個体の真のパワーがわかるのです。
トランスミッションの違い
86年式までがポルシェシンクロ、87年からG50型のボルグワーナータイプのシンクロです。ギアを見ることによってどちらの年代のものかを見分けることが出来ます。
ポルシェシンクロ
まるでバターをぐーっと切り分けるかのような、ぐにょっという独特のポルシェシンクロの感触を楽しみたい方は、ポルシェシンクロの86年式までがおすすめです!このように、バッグのRが右下にあります。
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G50型
87年からのギアは、大きく重量のある物にかわった為、カチッカチッとスムーズにギアが入ります。Rのバッグの位置が、右下から左上へと移動しています。
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シャシーの違い
84年までは74年のモデルから続いているシャシーフロアパネルが0.75ミリの厚さなのですが、85年式からフロアパネルのプレス型が一新され、1ミリへ。少し重く、そしてボディ剛性がアップしています。
ディーラー車か?
そして、こちらの質問「ディーラー車ですか?」もよくある質問です。エンジンの出力が国別に異なっていたため、それを確認したいということなのです。
日本仕様のディーラー車は84年〜86年までが207馬力。87年〜89年までが217馬力。本国ヨーロッパ仕様は84年〜89年式まで全て231馬力という出力の差があります。
質問でポルシェの個体パワーがわかる。
私が見つけた930は84カレラ。よって、84の年式からポルシェシンクロで軽量ボディということがわかります。そして本国ヨーロッパ仕様なのでフルパワーという個体となっているのです。
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この84、本当に軽く吹け上がります。
三拍子揃ったポルシェを探し当てて購入に至るまでの過程も楽しく、その後も有意義なポルシェライフへと繋がっています・・・
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皆さんも最高のコンディションの930を見つけてポルシェライフを送りませんか?熱いポルシェ談義をしましょう。ぜひSBBTにてお待ちしています。