エルメス パーシュマン Parchemin
パーシュマンの意味は「羊皮紙」
フランス語でParchemin、英語でParchement(パーチメント)は動物の皮を加工して筆写の材料とした羊皮紙を指します。羊もしくは他の動物の皮を木枠に張って限界まで伸ばし、ナイフで削って薄くし、乾燥させたシート状の天然素材です。
革製品と違い、なめしません。紙が普及する前に、パピルスと共に使用され、歴史書物、宗教書の法典の手写本が記されてきました。紙よりも顔料が染みこみすぎないため、鮮明な色彩を放ち、きちんと管理すると1000年以上も色彩を保つことができるそうです。
ケルズの書 紀元前8世紀に制作された聖書の手写本
パピルス
パピルスは紀元前3000年の古代エジプトから、古代ギリシア、古代ローマを経て、その後11世紀頃まで利用されてきた書写素材です。
パピルス草の茎の繊維を絡み合わせて膠着し、シート状に成形したもので、紙のような見た目になります。英語のpaperはパピルスが語源の由来となっています。
犢皮紙
ところで、羊皮紙の中でも更に高級なものは犢皮紙(英語でvellumヴェラム)と呼ばれ、仔牛の皮から作った羊皮紙があります。高級写本などに利用され、高品質で繊細な素材です。
淡いクリーム色のようなエルメスのパーシュマン。
Parcheminカラーのイメージとしては羊皮紙を利用した古文書のうっすらと黄色がかったクリーム色でしょう。エレガントで高貴なクリーム色。落ち着いた白色とベージュの間のような色合いでもあり、人気があります。
ケリー28/バーキン30 トリヨンクレマンス
バーキン30 オーストリッチ
パーソナルオーダー バーキン25 ヴォーエプソン