- 2019-8-7
- 映画備忘録
フランスのセザール賞を5部門獲得!題名とパッケージを見た時には想像もしなかったような、戦時中、そして戦後の濃い展開が待っている映画です。主人公たちが再起するために選んだ道は・・・?先の読めないストーリー、美しいアート。感動する素敵な映画です。
出演者
- ナウエル・ペレーズ・ビスカヤート(エドゥアール・ペリクール)
- アルベール・デュポンテル(アルベール・マイヤール)
- ローラン・ラフィット(プラデル)
- ニエル・アレストリュプ(マルセル・ペリクール)
制作陣
- 監督:アルベール・デュポンテル
- 製作:カトリーヌ・ボゾルガン
- 原作:ピエール・ルメートル
- 脚本:アルベール・デュポンテル/ピエール・ルメートル
あらすじ
ベストセラー作家ピエール・ルメートルのゴンクール賞に輝いた同名小説「Au revoir là-haut」の映画化!2018年のセザール賞では13部門にノミネート、5部門(脚色賞、デザイン賞、監督賞、撮影賞、美術賞)を獲得しました。
物語は1918年、第一次世界大戦のフランスVSドイツの戦上。戦時中に友情を育んだ年の離れたエドゥアールとアルベールが主人公です。仏軍の中尉プラデルの不条理な攻撃命令のせいで、激しい撃ち合いになり、仲間の命が失われます。アルベールも爆発と同時に土に埋まってしまったのですが、エドゥアールにより救われます。しかし、エドゥアールは顔に重傷を負ってしまい、話すことが不自由になってしまいました。
なんとかパリに戻った2人ですが、アルベールは経理係の仕事も、恋人も失ってしまいました。エドゥアールは名家の出身ですが、芸術の道を志していた彼は父と確執があった為、家族に生還を知らせずに、戦士を偽装してアルベールと共に暮らし始めます。そこに近くに住む孤児の女の子も遊びに来るようになり、隠れたアトリエといった感じになります。
アルベールがなんとかお金を集めて生活をしていくも、とても貧しい暮らしが続きます。そしてついに、何もかも戦争のせいで失った2人は、国を相手に一儲けしてやろう!とある大胆な詐欺を企てることに・・!また、2人の宿敵でもあるプラデルが不正に財を築いていることにも気づきます、彼の悪事を暴くことができるのでしょうか?
全く先の読めない展開、美しいアートやデザインの数々。友情、家族、愛についても考えさせられるストーリー。おすすめです!!