ポルシェ73カレラRS

ある外車専門店に73カレラが入荷し、ホームページに掲載した所、海外からたくさんのバイヤーが訪れ、エンジンも掛けずに車体ナンバーとエンジンナンバーがマッチングしているというだけで購入していったそうです。

いくら調子の良いマシンでも、マッチングしていない物には、5,000万円〜6,000万円の金額は出ません。

それだけ投資の対象となっていたクラシックカー。昨今は新型コロナウイルスの影響で沈静化しており、全世界規模で不況です。

こんなにホコリがついたデイトナですが、その価格は2億円となりました?これではホコリだけでも1億円?というような雰囲気ですが、マッチングさえしていれば投資の対象なのです!

皆で資金を出し合い、日本に来て狙いを定めた車をゲット。その後、そのままの姿でモナコ、アメリカのアリゾナ等のオークションに出品して1億円〜2億の儲けを狙います。投資家の楽しみですね。

海外のバイヤーはマッチングだけを気にして、それがOKであれば即ゲット。輸出手続きして車を船に積み込み完了です。我々日本人にとっては、無理な泡銭の世界になっていました。

兎に角コレクターズカーは美術品になってしまい、乗って楽しむ車本来のドライブは出来無くなってしまいました。マッチングを気にするだけのプラモデルと化しているのです・・・。

プラモデルといえば、沢山集めても車一台分の値段にもなりませんが、十分に持つ喜び、見て楽しむ喜び、充実感を与えてくれます。これも楽しい趣味ですね。

 

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