- 2019-9-2
- 映画備忘録
文学界の巨匠と呼ばれる夫を、ゴーストライターとして40年間支え続けてきた妻・・・しかしノーベル賞という名誉を夫が受賞した時・・彼らの関係が静かに壊れていく・・・
2018年公開、夫婦の絆や人生の意味を考えさせられるヒューマンドラマ。
本作にて、主演のグレン・クローズはゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞しています!
出演者
- グレン・クローズ・・・ジョーン・キャッスルマン(妻)
- ジョナサン・プライス・・・ジョゼフ・キャッスルマン(夫)
- クリスチャン・スレーター・・・ナサニエル・ボーン(記者)
- マックス・アイアンズ・・・デヴィッド・キャッスルマン(息子)
- ハリー・ロイド・・・若い頃のジョゼフ
- アニー・スターク・・・若い頃のジョーン
監督
ビョルン・ルンゲ(1961年、スウェーデン生まれの監督)
- 2003年「Daybreak」・・・ベルリン国際映画祭で銀熊賞と青い天使賞受賞
ゴールデン・ビートル賞で最優秀監督賞・最優秀脚本賞を受賞(スウェーデン内の映画賞) - 2005年「Mouth to Mouth」・・・ゴールデン・ビートル賞の作品賞・監督賞・脚本賞にノミネート。
あらすじ
現代文学の巨匠と呼ばれるジョゼフと妻のジョーンはおしどり夫婦。この度、ジョゼフがノーベル文学賞を授与されることになったため、ジョゼフ、ジョーンと息子の3人で授賞式に出席する為にストックホルムを訪れることになります。
ストックホルムに向かう飛行機の中から、ジョゼフの伝記を書きたいという記者ナサニエルに追いかけられます。彼はジョゼフの経歴に疑いを抱いており、ジョゼフとジョーンの隠している秘密を暴こうと執拗に質問をしてくるのでした。
そう、夫婦以外が知らない彼らの秘密・・・それは妻のジョーンの方が文才があり、夫のゴーストライターとして陰ながら彼の成功を支えてきたということでした。
実際に1日に8時間以上もかけて必死に作品を創作してきた妻と、妻のおかげで世界的に有名な文学界の巨匠になり、ノーベル賞を受賞する夫・・・。
ノーベル賞受賞をきっかけに、今まで完璧に演じてきた「天才作家の妻」としてのジョーンの心境に変化が起きるのでしょうか?!